豊中市情報
【豊中市】子どもの孤食をなくすには|家庭と地域でできること
「仕事で帰りが遅く、子どもがひとりで夕ご飯を食べる日がある」。そんな豊中市の保護者に向けて、国の最新調査から分かる「家族で食べる」実態と、家庭と地域でできる工夫を公式情報で整理しました。この記事は2026年9月時点の情報です。
この記事でわかること
- 「孤食」と「個食」の違い
- 家族と一緒に食べない理由の1位は「時間が合わない」こと(国の最新調査)
- 家庭でできる小さな工夫と、豊中市で地域の食卓を探す方法
「孤食」と「個食」はどう違う?
農林水産省は、家族がそろって食事をする「共食(きょうしょく)」の機会が減り、食生活も多様化していると説明しています。そのうえで、次の2つを区別しています。
- 孤食:一人で食事をすること
- 個食:同じ食卓に集まっていても、家族がそれぞれ別々のものを食べること
つまり、家族が家にいても「別の時間に、別のものを」食べていれば、子どもにとっては実質的にひとりの食事になることがあります。まずは「わが家はどちらが多いか」を一度振り返ってみるところから始めましょう。
国の最新調査で見る「家族と食べる」頻度
農林水産省の「食育に関する意識調査」(令和8年3月公表)は、全国の20歳以上を対象に、令和7年10月30日〜11月28日に行われました(有効回収2,391人)。家族と同居している人に、家族と一緒に食べる頻度を聞いた結果は次のとおりです。
| ほとんど毎日 | ほとんどない | |
|---|---|---|
| 朝食 | 39.8% | 29.9% |
| 夕食 | 60.9% | 7.1% |
夕食は6割が「ほとんど毎日」家族と食べている一方、朝食は約3割が「ほとんどない」と答えています。
一緒に食べない理由でいちばん多かったのは、**「家族と生活リズムが異なる(食事の時間が合わない)ため」**でした。
| 一緒に食べない理由「生活リズムが異なる」 | 割合 |
|---|---|
| 朝食 | 84.9% |
| 夕食 | 90.9% |
(家族との共食が週2〜3回以下の人への複数回答)
「気持ちがない」のではなく「時間が合わない」ことが最大の壁だと分かります。
一緒に食べることと子どもの関係
農林水産省の資料「食育の推進に役立つエビデンス(根拠)」では、日本人を対象とした研究から、共食が多い人や孤食が少ない人について、次のような関係が報告されていると紹介しています。
- 小学生を対象とした研究:朝の疲労感や体の不調がなく、健康に関する自己評価が高い
- 中学生を対象とした研究:心の健康状態がよい
- 乳幼児〜小学生を対象とした研究:主食・主菜・副菜をそろえてバランスよく食べている
- 小学生〜高齢者を対象とした研究:朝食欠食が少ない
これらは「関係がある」という報告で、「一緒に食べれば必ずこうなる」という意味ではありません。お子さんの体調や食欲に心配がある場合は、かかりつけ医や市の相談窓口に相談してください。
家庭でできる小さな工夫
時間が合わないことが最大の理由なら、「毎食そろう」を目標にしなくて大丈夫です。無理なく続けやすい工夫の例を挙げます。
- 「週に何回か」を決める:朝か夜のどちらか、週末だけなど、続けられる回数から始める
- 同じものを食べる:時間がずれても、同じおかずを食べれば翌日の話題になる(個食を減らす)
- 一緒に準備する:盛り付けや配膳を子どもに任せると、食卓が「待つ場所」から「参加する場所」になる
- 食卓で話す時間をつくる:テレビやスマホを置いて、その日あったことを1つずつ話す
完璧を目指すより、できる日を少し増やすことが大切です。
地域の食卓を頼るという選択肢
家庭だけで抱え込まず、地域の場を使うのも一つの方法です。同じ調査では、地域や職場などでの食事会について次のような結果が出ています。
| 地域や職場などでの食事会 | 割合 |
|---|---|
| 「参加したい」と答えた人 | 31.2% |
| そのうち過去1年間に実際に参加した人 | 70.1% |
豊中市では、市の委託でNPO法人とよなかESDネットワークが運営する「こどもの居場所ポータルサイト いこっと」があります。子ども食堂や学習支援などの居場所を、地図・カレンダー・校区から探せます。
探し方は【豊中市】子ども食堂の探し方で詳しく紹介しています。
私たち「みんかふぇ」も、豊中団地で開いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 毎週木曜日(月1回程度お休み) |
| 居場所 | 17時から開けています |
| 食事の提供 | 17時30分から19時30分まで |
| 料金 | 子ども(中学生まで)は無料、大人は400円 |
「今日は夕ご飯をつくる時間がない」という日にも、親子で気軽に来てください。開催日は開催情報のページで確認できます。
一緒に食卓をつくってくださるボランティアや協賛の方は協賛・ボランティアのページをご覧ください。
まとめ
- 「孤食」は一人で食べること、「個食」は同じ食卓でも別々のものを食べること
- 家族と一緒に食べない最大の理由は「時間が合わない」こと。毎食そろうより、できる日を少し増やす
- 家庭だけで抱え込まず、「いこっと」やみんかふぇなど地域の食卓も頼ってよい
情報元(公式)
いずれも2026年9月29日時点で確認した内容です。調査結果や掲載情報は更新されることがありますので、詳細は公式ページでご確認ください。
- 農林水産省「食育に関する意識調査報告書(令和8年3月)」:https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/ishiki/r08/pdf_index.html
- 農林水産省「第4次食育推進基本計画」啓発リーフレット(誰かと一緒に食べていますか?):https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/plan/4_plan/togo/html/part2.html
- 農林水産省「食育の推進に役立つエビデンス(根拠)共食をすることや孤食をしないこと」:https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/evidence/attach/pdf/index-27.pdf
- 豊中市こどもの居場所ポータルサイト「いこっと」:https://toyonaka-ikotto.net/